(仮)


20021217 ( 火曜日 )

[長年日記]

_ TCP/IP over IEEE1394

IEEE1394(FireWire)ポート同士をつげるだけでLANが組めるとは知らんかった。

やり方は簡単で、eth1394というモジュールをロードするだけで、普通のNICとして扱えるようになる。*1

Momonga(s30,+IFC-ILCB3)とRedHat8.0(Polo R)間で試したところ、かなりの速度が出ている風味。速度だけでいえばかなりイケてる。*2

それに、s30側の2つあるポートの内、一方をeth1394、もう一方をMOMOBAY CX-1(外付けHDD)というようにしても2つともちゃんと使えてる模様。

ただし、Momonga(s30,)とMomonga(Polo R)間では通信不可。Polo R側がeth1394をロードした瞬間にフリーズしてしまう。

また、Momonga(LavieNX LW30H/6,)とPolo R(RedHat8.0)でもLavieNX側がeth1394をロードした時点でフリーズ。*3

試したMomongaのkernelは2.4.18-130m、2.4.19-13m、2.4.20-1mで、どれを使っても同じ結果だった。疲れた。...........ハードの問題?よくわらーん。なぜs30+IFC-ILCB3でだけ使えたんだろう?

とにかく、本当はMomonga(LavieNX)とMomonga(Polo R)間で使いたかったので、非常に惜しいですが今回我が家では不採用ということになりました。

他に欠点をあげておくと、

1)現状では基本的にP2P接続になってしまうので、複数台のPCでLANを組むのには向いていないかも。*4

2)WindowsとLinux間では通信不可らしい。

3)Windows2000では標準で使えない(XP、MEでは標準で可。)

といったところ。速度の割に今一つマイナーなのはこういった理由からではないでしょうか。

ただ、ケーブルの長さの許す範囲での短距離LANにはかなり有効だと思うので、また折を見て試してみるつもりではあります。......それにしても残念。

*1 もちろんIEEE1394ポートが使える状態になっているのが前提。

*2 死語

*3 ただ、どうも、マウスは生きているようだ。ということは、フリーズしてるんではなくて、キーボードとなんかかち合っている?ということかもしれない。

*4 ハブが使えるかどうかも不明。