(仮)


20040509 ( 日曜日 )

[長年日記]

_ 今週の

実習で学生が血圧計を破損して、中の水銀が飛び散りました。(汗

けが人はいませんでしたが、後処理が大変で..........。

確かに、血圧計の取り扱いの注意はしませんでしたので、責任は私にあるかもしれませんが............。

もう、ぐったりです。

_ ちなむと、

普通の家庭用の体温計に入っている水銀は1g程度だそうです。そして、血圧計に入っている水銀は50から120gとか(滝汗

ご家庭でも、体温計や血圧計の破損などから、水銀がカーペット等にこぼれ、その後の処理が不完全なために水銀中毒になるケースもあるとか。

水銀は室温でも蒸発するので、体温計から外に出てしまったときにはよく換気をすることが大切です。口から飲み込んでも、大して吸収されることはないのですが、蒸気として肺に吸い込むと、吸収されやすく、長期間残留するので危険です。

また、水銀は銅線を使って、アマルガムを形成させて処理すると良いそうです。

(↑これを先に知っておれば............。)

後は、集めた水銀をどう処理するかが問題ですが、この辺はどうやって回収しているんだろうか?ああ、面倒だ。鬱だ。

_ しかし、

正直言って、指導する私自身が「今日は血圧の測定だけだから...」、と油断していたのも事実なわけで。

事故はやはりこーゆー気の緩みが原因になってしまうわけです。

今後の実習のほうが、より危険なこともあるわけですから、今回のことは特に私自身が教訓にしなければならないと、今は深く反省しているわけです。

実習だけでなく、自分自身の実験等も含めて、起こりうる事故を予測し、それに対する対策を常に考えた上で行動せねばならないと、改めて実感しました。